【コラム】錆びた自転車
- YA(コーチング)

- 5月26日
- 読了時間: 3分
転職。
大人になってからする大きな決断。
既婚者子供ありの男女が転職をすると、どちらが不利か―――
これを聞かれたらほとんどの人が女性が不利だと考えるのではないでしょうか。
社会的な偏見や性別による差別が影響を与えているところに私は悔しさと、まだまだ社会の変化に私たちがついていけていない人間の未熟さを感じます。
一般的に、女性の場合は家庭や子育ての責任を担うというステレオタイプが存在し、そのため女性が転職する際には、家庭と仕事の両立が難しいという偏見や差別を受ける可能性があります。
それによって、女性が転職する際には、雇用主や同僚からの期待や評価が低くなることが多いのではないでしょうか。
現実に、子を産み社会復帰をして必死に両立を図ろうとしている所になんとも厳しい世の中なのは確かです。
社会復帰をすることは、自分の存在価値を見出すことにもなる――― 母親としてではなく社会の一員として自分の価値を確かめる場所―――
そんな場所を、そんな機会を作ってあげてもいいのでは?と思うのは私だけでしょうか。 男性の場合は、一般的には家庭や子育てに対する責任を女性よりも少なく見られる傾向がありますよね。
そのため、男性が転職する際には、家庭と仕事の両立についての偏見や差別を受けることは比較的少ないとされ、女性に比べると転職へのハードル、雇用側目線からも女性とは違う見方になるのは確かです。
この「誰かにとっての」古き良き風潮や感覚でいつまで継承するのでしょうか。
柔軟な考え方や、今どき思考になろうとしているポーズだけ、外側だけの人が多いように思われます。
ただし、男性が家庭や子育てに積極的に関わることが増えている現代社会においては、男性も家庭と仕事の両立に苦労することがあるかもしれません。
私が女性だから、「女性に偏ったような意見や考えが強くあるのではないか」そう言われてしまえばそうかもしれない、しかしそれは男性側もしかりですね。
でも、このままでいいのか。
これを考えるのは社会に出て身を置いている立場の人なら皆が考えるべき重要な課題だと思います。
現に女性が転職せざるを得ない状況に直面し、環境を変えようとしている。
(転職せざるを得ない状況とは、これはまた長くなってしまうので別でお話ししますね)
子を持つ女性でなくても、この差別ともとれる不利な状況に置かれる女性は多いです。
「今この既婚女性を採用してもどうせ産休を取ってしまうだろう」 「ならば他の男性やもっと若い女性で採用しよう」 「この女性(既婚子持ち)を採用して急に休まれたりしても困るだろうし、別の人で…」
これは、“古き良き”がサビのように頭にこびりついている考え方。
サビは磨けば取れる。
錆びた自転車も磨けばまたスムーズに動きます。
私たちの頭のサビも取ればまた違う新しい社会が作られていく。
もっと“今どき”というオイルでも差して軽快に走りませんか。
そうすればきっとどこかで笑顔が増える。
そんな笑顔が素敵な女性と働きたいと思いませんか。
(つぶやき)
ストレスは体の細胞をサビさせる。
磨けば(楽しいことをすれば)サビが落ち身体が楽になります。
小さなストレス発散を心がけよう



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